Journal of FP2024年5月号の特集「FP ができる 分野別・介護のアドバイス」の「施設介護」の概要と感想です。
概要
相談者データ
- 父親:80歳(妻は他界)、年金は国民年金のみ、金融資産1500万円、自宅評価1000万円、軽度認知障害、転倒で入院中、兵庫県在住
- 長男:54歳、妻と子供2人、大阪在住
- 妹:52歳、夫と子供2人、大阪在住
- 弟:48歳、独身、東京在住
- 認知症進行で一人暮らしが困難になる可能性、特養等への入所に拒否反応
- 費用援助は長男2万円、妹0万円、弟2万円が限界
在宅介護のポイント
- 本人(被介護者)の気持ち(意向)を確認
- 100歳まで金融資産が残るかを確認、金融資産少ない場合は家族のデータを追加、自宅処分
- 特養にすぐに入所できず待機になる場合は、サ高住などで一時的に待機
- 施設入所に拒否反応がある場合、デイサービス利用で雰囲気に慣れてもらうことを考える
- 家族の負担分担は最初に明確にしておいても対立しがち。FPが客観的な立場でアドバイス
- 家族は多少の負担額の差を認め合って合意する。経済負担できない場合別の形で貢献
感想
在宅介護を選択する場合も施設介護のを選択する場合も、それぞれの費用やメリデメを比較する。なので、前回の「在宅介護」とかなり重複する内容だった。
事例にある、「骨折等で入院、自宅に戻れず施設入所」は私の経験では入所者の半分くらいを占めていたと思う。この場合、「もう自宅は無理」がわかるのは入院直後ではなく、ある程度治療が進んでからだ。例えば、二週間後までに退院という条件付きで病院の退院担当から受け入れ可能か問い合わせがくる。施設を選ぶ余地はあまりなく、空いているところに入るしかない。
できれば、足元が怪しい、軽度認知症など軽い時点で施設に入所した方が、じっくり施設を選べて、骨折も予防できてよいと思う。
