Journal of FP2025年7月号のFP誌上講座「生命保険募集時の公的保険制度の説明について」の概要と感想です。
概要
金融庁は保険募集人に対し、公的保険制度についての適切な情報提供を求めている。
- 保険募集人は公的保険制度を理解し、顧客に情報提供を行う必要がある。
- 公的保険は民間保険を補完する位置付けであり、顧客のリスク理解を助ける。
- 金融庁は公的保険制度を解説するポータルサイトを開設している。
- 生命保険協会も公的保険制度に関する教育を強化している。
- 公的保険ポータル: 金融庁
- 公的年金シミュレーター
- 金融・保険に関する学習情報サイト|生命保険協会
感想
生命保険等を契約するときは、代理店が公的保険について説明し、補完するための民間保険を提案する、とのこと。まじめにやっていたらファイナンシャルプランナーによるライフプランシミュレーションになってしまいますね。
そうならないように「創意工夫して説明」するのだと思うのですが、消費者側には、説明不足や隠し事を見破るための最低限の公的保険に関する知識が必要になってしまいます。そのための開設された金融庁の「公的保険ポータル」は1ページに詰め込みすぎで、読む気が失せますね。
大きな契約や、不安な場合はFPによるセカンドオピニオンが良いのでは。